黒死牟(こくしぼう)、童磨(どうま)、猗窩座(あかざ)。
これまで、上弦の鬼たちが「鬼に勧誘する」場面がいくつかありました。
人を鬼に変えられるのは無惨だけではなかったのでしょうか?
上弦の鬼の血でも人は鬼になってしまうのでしょうか?
今回は、上弦の鬼の能力の謎についてご紹介します。
人を鬼にできるのは無惨だけ
人を鬼にできるのは無惨ただひとりです。
上弦の鬼が単独で鬼に変えることはできません。
これは鬼滅の刃公式ファンブックでも「鬼舞辻のみが人間を鬼に変える血を持っている」と明言されています。
無惨が鬼を増やす理由
無惨が鬼を増やす理由は2つあります。
- 太陽を克服する鬼をつくる
- 上弦の鬼をつくる
自身が太陽を克服するために、太陽を克服できる細胞を持つ人間を探しています。なので基本的に今まで鬼にしてきた人間とは異なる体質の者を鬼にしています。
また、鬼殺隊を滅ぼすために強い鬼が必要なので、上弦の鬼と似た体質の者も率先して鬼にしています。
上弦の鬼が勧誘するシーン
猗窩座
猗窩座は、無限列車編で煉獄杏寿郎を鬼に勧誘しています。
今までも柱に出会うと鬼に誘ってきましたが、煉獄同様すべて断られてきました。
鬼に勧誘するのは、「鬼になればいつまでも鍛錬し続けられる。より強くなってもっと俺と戦おう」と高みを目指す猗窩座らしい理由です。
なので猗窩座が認めた強き者にしか勧誘しません。
童磨
童磨は自身が上弦の陸であったときに、現在の上弦の鬼である妓夫太郎(ぎゅうたろう)を鬼に勧誘しています。
妓夫太郎と妹の堕姫(だき)が死にかけていたとき、突如として童磨がふたりの前に現れました。
童磨
「どうしたどうした可哀想に 俺は優しいから放っておけないぜ」
「お前らに血をやる 2人共だ ”あの方”に選ばれれば鬼となれる」
「さあお前らは鬼となり俺のように十二鬼月・・上弦へと上がって来れるかな?」
妓夫太郎は童磨の勧誘を受け鬼となりました。
童磨は優しいとは言い難いので、おそらく気まぐれで鬼にしたのでしょう。
もしくは2人の哀れな境遇に興味を持って勧誘したのかもしれません。
黒死牟
霞柱・時透無一郎を鬼に引き入れようとする
黒死牟は無限城編で無一郎を鬼に引き入れようとします。
自分の残した子孫の末裔であり、剣技の素晴らしさ、加えて恐怖を抑え込み腕を斬り落とされても向かってくる姿勢・精神力の高さに感嘆しました。
「これほどの実力ならば無惨様の役に立つだろう」という思いから無一郎を鬼に引き入れようとします。
獪岳(かいがく)に血を与える
黒死牟は自分の血を獪岳に与えています。
獪岳は圧倒的強者を前に自ら負けを認め、死への恐怖から鬼となったので黒死牟が勧誘したわけではありませんが、実際に黒死牟の血を飲んで鬼になっています。
どうやって鬼にしているの?
上弦の鬼の血に、人間を鬼にする効力はありません。
しかし黒死牟が獪岳に自分の血を与えることで実際に鬼になっています。
これは上弦の鬼の血を人が摂取し、「この人間を鬼にしたい」という意思を無惨に伝え、それが了承されると摂取された血が「鬼になる血」に変化するからです。
ちなみにこの鬼への勧誘は上弦の鬼にしか認められていません。