【鬼滅の刃】猗窩座(あかざ)の悲しい過去とは!?強さの秘密を徹底解説!

鬼滅の刃

猗窩座は鬼の中でも人気のキャラクターです。
「無限城編」で煉獄杏寿郎を打ち負かし、憎い・・!と思っている方もいるかもしれません。

しかし猗窩座の過去が悲しすぎる・と話題になっているようです。

今回は猗窩座の過去について徹底解説していきます!

※ネタバレ注意

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猗窩座の過去

出典:吾峠呼世晴「鬼滅の刃」18巻154話 / 集英社

猗窩座の人間の頃の名前は狛治(はくじ)です。

狛治には病気で寝たきりの父がいました。
家は貧乏で薬を買うお金などありません。
しかし「なんとか父に薬を買ってあげたい」その一心で狛治は盗みをはたらいていました。
盗んでは捕まり、捕まっては罰を受け、また盗んでの繰り返しです。

狛治は強くならなければなりませんでした。
金品を盗んで逃げきるために。返り討ちにあっても勝てるように。奉行所に捕まらないために。

鬼になった猗窩座は常に強さに拘っていますが、「父を守るため」という想いが根っこにあったのですね。

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病気の父を亡くす

出典:吾峠呼世晴「鬼滅の刃」18巻154話 / 集英社

奉行所に捕まってしまうと、罪の回数が増えるたびに腕に線の入れ墨が入れられます。
狛治の両腕に3本の線が入ったとき「次やったら手首を切り落とす」と宣告をされました。

猗窩座の体中の線はこの入れ墨がイメージされているようです。

狛治が再び捕まりなんやかんやと言われているとき、父は「これ以上自分のために狛治に盗みをしてほしくない」と、首を吊って自害してしまいます。

狛治へ

真っ当に生きろ まだやり直せる
俺は人様から金品を奪ってまで生き永らえたくはない

迷惑をかけて申し訳なかった

父が最後に残した手紙です。

慶蔵(けいぞう)との出会い

出典:吾峠呼世晴「鬼滅の刃」18巻154話 / 集英社

「迷惑なんかじゃなかった」
「親父のためなら何でも耐えられた」


悲しみに暮れ、この世の中に疑問と怒りを覚えた狛治は、江戸を追い出されたあとも大の大人たちをボコボコにしていきます。
そこへ登場したのが慶蔵です。

慶蔵
「たいしたもんだ 子供が殺されそうだってんで来てみれば素手で大人をのしちまってる」
「お前筋がいいなあ 俺の道場に来ないか?門下生が誰もいなくてな」

狛治
「うるせえ!くたばれ糞爺!!」

そう叫びながら慶蔵に向かっていく狛治でしたが、返り討ちにされてしまいます。
気を失ってしまう狛治でしたが約1時間で目を覚まし、慶蔵は「頑丈だな」と感心しました。

慶蔵は「素流」という素手で戦う武術の道場を営んでいました。門下生はひとりもいません。

慶蔵は老人が山賊に襲われているところを助けたところ、老人から継ぐものがいなかった土地と道場を譲ってもらいました。
その土地と道場がほしかった剣術道場に嫌がらせを受けていたために、門下生が増えませんでした。

見込みのある狛治を家に引き入れる慶蔵でしたが、まず任せたことは病弱の娘「恋雪(こゆき)」の看病でした。

恋雪(こゆき)

出典:吾峠呼世晴「鬼滅の刃」18巻154話 / 集英社

恋雪の病弱な姿はかつての父と重なって見えました。

狛治は1日つきっきりで恋雪の看病をします。
父のことを看病していたので狛治にとってたいしたことはないのですが、恋雪は自分のせいで狛治の時間を奪ってしまっていることに申し訳ないと思い、いつも謝っていました。

「自分のせいで・・」そんなことを考えるところも恋雪と父親は重なりますね。

慶蔵との稽古、そして恋雪の看病で狛治の心は救われていきます。
3年も経つと恋雪はだんだんと元気に、普通に生活を送れるまでに回復しました。
狛治は「道場を継いでほしい」と慶蔵に頼まれ、恋雪と結婚の約束もしました。

一生守ると誓って――。

恋雪は自分は死ぬと思っていましたが、狛治が未来の話をしてくれるのでとても嬉しかったようです。
そんな狛治が恋雪は好きでした。

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毒殺

出典:吾峠呼世晴「鬼滅の刃」18巻155話 / 集英社

ある日、狛治は祝言をあげることを報告しに父の墓参りに向かいました。
帰ってくると道場の前に人だかりが。
嫌な予感しかしない狛治は、なんと恋雪と慶蔵が毒殺されてしまったと聞かされます。

犯人は剣術道場でした。
慶蔵と狛治に真っ向から向かっていっても勝てないとわかっていた彼らは、「毒」という汚い手段を使ったのです。
なんて卑劣な・・!

約束したのに守れなかった-。大事な人の危機にいつも自分は傍にいない--。

怒りに満ちていた狛治は隣接する剣術道場を襲撃し、素手によって67人を惨殺。
頭部破壊、内臓破壊、まさに地獄絵図と化したありさまに、記録していたその内容は30年後に廃棄されました。

狛治から猗窩座へ

出典:吾峠呼世晴「鬼滅の刃」18巻155話 / 集英社

放心状態の狛治。
そこへ「鬼が出た」と騒ぎを聞きつけた鬼舞辻無惨が現れます。

無惨
「鬼を配置した覚えのない場所で鬼が出たとの大騒ぎ わざわざ出向いて来てみれば ただの人間とはな 何ともつまらぬ」

狛治
「どけ 殺す・・ぞ」

ゴシャっと音を立て、無惨の手が狛治の頭部を貫通します。

無惨
「十二体ほど強い鬼を作ろうと思っているんだ お前は与えられるこの血の量に耐えられるかな?」

狛治
「もう・・どうでもいい・・全て・・が・・」

そうして鬼になって記憶をなくしてもなお、強さを求め続けたのでした。

まとめ

いかがだったでしょうか。
今回は猗窩座の過去についてまとめました。

大事な人たちを亡くし、守るものがなくなってもなお強さを追い求める猗窩座に言葉が見つかりません・・。
弱い者に嫌悪感を抱くのもきっと、守れなかった父親や恋雪を無意識に彷彿とさせるからでしょう。
過去を知って猗窩座のことを好きになった人も多いかもしれませんね!

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