可愛らしく、毒舌でありながら優しいしのぶはみんなのお姉さん的存在。
煉獄の次に死亡した柱であり、しのぶの死に読者は衝撃が走りました。
今回はしのぶの自己犠牲を払った死亡シーンについてご紹介していきます。
上弦の弐・童磨との戦闘で死亡
しのぶは上弦の弐である童磨(どうま)との戦闘の末死亡してしまいます。
童磨は姉カナエを殺した張本人であり、しのぶはずっと仇である童磨のことを探していましたが、ついに無限城編にて対峙することに。
頚を切る力がないしのぶは何度も毒の調合を変えて攻撃するも、ことごとく分解されてしまいます。
しかし、しのぶは自分の作った毒が上弦の鬼に通用しないと想定内だった様子。
切り裂かれるも立ち向かう
童磨の血鬼術を吸い込み肺は壊死し、鎖骨、肺、あばらは切り裂かれ立つこともままならないしのぶ。
それでも姉のカナエに鼓舞され立ち上がり、最後の力を振り絞って童磨に立ち向かいます。
どんな調合でも分解され為す術なしかと思われましたが、頚に直接毒を叩き込めば可能性があるのではと考えるしのぶ。
童磨も追いつけないほどのスピードで低い姿勢から天井に向かって突き上げ、頚に毒を叩き込むも結局その毒も分解されてしまいました。
骨を折られ吸収されてしまう
しのぶの身体は限界を迎え、もう動くこともできません。
小柄なしのぶがここまで戦ったことに童磨は感動します。
「えらい!頑張ったね!俺は感動したよ!!こんな弱い女の子がここまでやれるなんて」
「君は俺が喰うに相応しい人だ 言い残すことはあるかい?」
しのぶは「地獄に堕ちろ」とだけ言い残すと、全身の骨を折られ吸収されてしまいました。
しのぶの本当の目的
直後にカナヲが助けに到着しましたが、しのぶは童磨に吸収されてしまいます。
実はこれこそがしのぶの本当の目的でした。しのぶは1年以上前から藤の花の毒を摂取し続け、体中に猛毒を巡らせていたのです。
しのぶは童磨が好んで女を食べていることを知っていました。
自分を喰わせて、自分の全体重37キロ分の毒を摂取させられれば弱らせることが可能であると考えての作戦です。通常の鬼の致死量は50ミリなので約700倍の量になります。
まず自分が食われることを前提に戦いに臨み、カナヲには自分が死んだ後に毒で弱った童磨を倒すことを託していたのです。
あの世での再会
駆け付けたカナヲと伊之助、そしてしのぶの毒の活躍により童磨は死亡します。
死亡後に童磨としのぶはあの世で再開しました。
「あ、やっと死にました? これで私も安心して成仏できます」としのぶは童磨を倒すことができてホッとした様子。
しのぶが1年かけて摂取していた藤の花の毒は珠世と協力して作ったもので、「本当は自分の作った毒でお前を葬りたかった」と悔しがるしのぶ。
「でも結果万歳です 鬼の始祖も仲間が必ずやり遂げてくれる 私はそう確信している」しのぶのその想いに童磨は胸を打たれました。
「これが恋というやつかなあ ねえしのぶちゃん 俺と一緒に地獄へ行かない?」しのぶに恋してしまい、初めての感情に歓喜する童磨。
「とっととくたばれ糞野郎」と言い残ししのぶの戦いは終わりを迎えます。
しのぶは自分の役目を果たし死亡し、あの世で姉と両親に再開することができました。