鬼の中で唯一珠世が鬼にできたのが愈史郎です。
無惨が死ぬと全ての鬼がいなくなるとのことでしたが、はたして愈史郎は最後に死んでしまったのでしょうか?
愈史郎について
珠世に命を救われ鬼になった
不治の病で伏せっていた愈史郎でしたが、鬼になることを選び珠世に処置してもらうことで生き永らえることができました。
そんな珠世のことを敬愛しており、共に無惨を倒すべく尽力しています。
しかし少しでも珠世に危険が及ぶとなればそれは二の次。珠世の安全が第一なのです。
珠世の手で鬼になったからか人間を喰らう必要はなく、少量の血で事足ります。
珠世のことを敬愛している
上記の通り愈史郎は珠世のことを深く敬愛しており、毎日「珠世日記」をつけているほどです。1日で7~10ページ書いていて、その内容は主に「珠世様は美しい」です。
産屋敷家の使いのカラスが珠世の居場所をつきとめた時も、別室の掃除中だった愈史郎は珠世の気の乱れを敏感に察知しています。
敬愛しているが故に珠世の言うことは断れず、無惨との最終決戦では不本意で別行動をとっていました。
血鬼術
視覚に特化した血鬼術を使います。
呪符を使用して建物や人物などの対象を隠したり、他の人の視覚を共有したりすることができます。無惨から隠れ続けることができたのも愈史郎の血鬼術によるところが大きいでしょう。
また、無限城編では鳴女の視覚を操り無惨を混乱させるなど、とても汎用性の高い技となっています。
日の光の中で呪符はこの効果を発揮できず、鬼と同様に塵となって消えてしまいます。
愈史郎は死亡してしまったの?
結論から言うと愈史郎は死んでいません。
無残が死ぬと全ての鬼がいなくなるとのことでしたが、愈史郎は唯一無惨以外がつくった鬼であり、もともと無惨の呪いはかかってなかったと考えられます。
珠世は医者であり薬学に精通していることから、自分の血をもとに薬を作り愈史郎に投与したのではないでしょうか。そのため愈史郎には呪いを外した珠世の血が流れており、無惨の影響は全く受けることはなかったと推測できます。
無惨討伐後
最終戦で珠世は「人間に戻る薬」を無惨に注入した後、吸収され死亡してしまいました。
無惨討伐後、珠世がいなくなってしまったことで愈史郎は自分も死のうと考えます。
それを言葉にはしなかったものの、匂いで察知した炭治郎は「愈史郎さん死なないでくださいね 珠世さんのことずっと覚えていられるのは愈史郎さんだけです」と声をかけました。
愈史郎のその後
療養中の炭治郎と話した後、愈史郎は部屋を後にして姿を消しました。
その後の愈史郎の描写はなく時代は現代へと流れます。
現代編で愈史郎は「山本愈史郎」と名乗り画家として有名になっていました。しかしその全貌は謎に包まれていて、わかっているのは「珠世」という名の美しい女性だけを描いていることと、マスコミ嫌いということだけ。
炭治郎の言葉に踏みとどまり、珠世を想う気持ちをずっと絵に残して続けていたのです。
ちなみに輝利哉とはずっと交友関係にあったのと、珠世が猫の茶々丸を残してくれたので愈史郎は寂しくなかったでしょう。