上弦の弐の称号をもつ鬼、童磨(どうま)。
あの猗窩座をしのぐ実力者です。
実はしのぶと伊之助は童磨と因縁関係にあります。
それも踏まえて今回は童磨の過去を徹底解説していきます。
※ネタバレ注意
童磨のプロフィール
上弦の弐
・上弦の弐の称号をもつ実力者。
猗窩座よりも後に鬼になったにも関わらず、猗窩座よりも上の称号を得ています。
ちなみに無惨は童磨のことがあまり好きではありません。
・20歳の時に無惨に鬼にしてもらい、以降100年以上生き続ける。
普段は教祖として人々を導いています。
・しのぶの調合した毒をすぐに分解し耐性をつけてしまう様は上弦の鬼たる所以。
どんなに調合を変えてもいとも簡単に分解してしまいます。
血鬼術
扇の形をした武器での攻撃が特徴的。
自分の凍らせた血を霧状にして扇で散布したり、自分と同等の強さの氷の人形を作ることができます。
凍て曇(いてぐもり)
霧状にした自分の血を扇で拡散します。
吸い込んでしまうと肺が壊死し、粘膜に触れると凍ってしまいます。
結晶ノ御子(けっしょうのみこ)
自分の分身とも言える小さな氷の人形を作ることができる。
その分身は童磨と同じ技を繰り出し、同等の強さを誇ります。
また、戦闘の様子も人形が全て記録しています。
上限何体まで出せるか不明ですが、無限城編では6体出していました。
霧氷・睡蓮菩薩(むひょう・すいれんぼさつ)
氷でできた巨大な仏像を作り出す。
手で叩き潰すように攻撃してきます。
攻撃は強烈かつ広範囲なので近づくこともままなりません。
攻撃を潜り抜けたとしても、口から凍る霧を出してくるなど器用な戦いをします。
性格
・常にニコニコして笑顔を絶やしませんが、実は何の感情も持ち合わせていません。
泣いていても笑っていても心の中は空っぽなのです。
・「女」しか喰わないことに拘っています。
その理由は「女は子を腹で育てられるほどの栄養価がある」から。
童磨の過去
「万世極楽教」の教祖になる
童磨は鬼になる前から今もずっと教祖として人々を導いています。(導きつつも信者を喰ってます)
幼少の頃、両親に「瞳の中に虹がある きっと神の声が聞こえる」と勘違いされ「極楽教」の教祖とされました。
しかし当の本人は極楽なんて信じておらず、助けを請う信者たちを憐れんでいました。
両親を亡くす
童磨は幼少の頃に両親を亡くしています。
信者たちに次々と手を出す父に、怒り狂った母が包丁でこれでもかというほどに刺し殺しています。
その後、後を追うように母親は服毒自殺してしまいました。
喜怒哀楽の感情のない童磨は「部屋を汚さないでほしい」「血の匂いが臭いから換気しほしい」と不満たらたらで、両親の残虐な死に対して何の感情も抱きませんでした。
伊之助の母を喰らう
2人の出会いは、旦那に暴力を振るわれていた伊之助の母「琴葉(ことは)」が、まだ赤ん坊だった伊之助を抱いて童磨に助けを求めにやってきたことがきっかけです。
よく信者を喰らっていた童磨でしたが、顔も心も綺麗な琴葉のことはずっと傍に置いておきたいと思っていました。
しかし勘の良かった琴葉は、童磨が信者を喰らっていることに気づき、伊之助を連れて寺院を飛び出します。
逃げた先は行き止まりで、なんとか伊之助だけは助けたかった琴葉は崖から伊之助を落とす選択を。
そしてすぐに追いついた童磨に喰われてしまいました。
童磨と因縁のあるキャラクター
胡蝶しのぶ
実はしのぶの最愛の姉であるカナエが童磨に殺されています。
カナエは最後に童磨の特徴をしのぶに伝えていました。
「頭から血をかぶったような鬼だった
にこにこと屈託なく笑う 穏やかに優しく喋る
その鬼の使う武器は 鋭い対の扇」
しのぶは姉の仇である童磨の行方を追っていましたが、無限城編でついに対峙することになります。
伊之助
上記の通り、母「琴葉」を童磨に喰われています。
しかしそのことを今の今まで忘れていました。
思い出すきっかけとなったのは童磨のセリフです。
「ゆーびきーりげーんまんって君を抱いてよく歌ってたよ」
この言葉で母に愛されていたことを思い出します。
伊之助はしのぶに懐かしさを感じていましたが、それは母と似た雰囲気を持っていたからでしょう。
全てを思い出した伊之助は母としのぶの仇打ちのために戦います。
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