【鬼滅の刃】上弦の壱・黒死牟(こくしぼう)の過去を徹底解説!コミックス何巻何話に収録されてるの?

鬼滅の刃

鬼の中で無惨の次に強さを誇る黒死牟(こくしぼう)
他の鬼とは比べ物にならないほど強く、そんな黒死牟は無惨にとって信頼のできるパートナー的存在。

今回はそんな黒死牟の過去をご紹介していきます。

ちなみに黒死牟の過去はコミックス20巻の174話・177話・178話に収録されています。

※ネタバレ注意

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黒死牟のプロフィール

出典:吾峠呼世晴「鬼滅の刃」20巻171話 / 集英社

上弦の壱

・上弦の壱の称号をもつ鬼。
400年以上前に鬼となり、痣者、呼吸の使い手、透き通る世界が見える剣士であることから、鬼の中でも随一の強さを誇ります。それゆえに無惨からも信頼を置かれている。

・黒死牟が初登場したのはコミックス12巻98話の、無限城に上弦が集められたときです。
猗窩座が童磨にに対してやたら反抗的な態度をとっていると、それに対して黒死牟が叱責します。
黒死牟は上下関係にかなり厳しい様子。

月の呼吸

月の呼吸の使い手。黒死牟が持つ刀は自身の肉から造られており、目玉がたくさんついています。ただの刀ではないので折られても何度でも再生します。
斬撃の周りには月の形をした細かな刃がついてるので避けるのも困難。

壱の型「闇月・宵の宮(やみづき・よいのみや)」

出典:吾峠呼世晴「鬼滅の刃」19巻165話 / 集英社

陸の型「常夜孤月・無間(とこよこげつ・むけん)」

出典:吾峠呼世晴「鬼滅の刃」19巻167話 / 集英社

漆の型「厄鏡・月映え(やっきょう・つきばえ)」

出典:吾峠呼世晴「鬼滅の刃」20巻172話 / 集英社
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黒死牟の過去

巌勝(みちかつ)と縁壱(よりいち)

出典:吾峠呼世晴「鬼滅の刃」『↑巌勝』20巻177話 / 集英社

黒死牟の人間だった頃の名は継国巌勝(つぎくにみちかつ)です。
巌勝には双子の弟「縁壱」がいました。

縁壱には生まれながらにして額に痣があり、不気味だという理由から10歳になったら出家させられることになります。
縁壱は小さな部屋を用意され、着物も、食事も、教育も全てにおいて巌勝と大きく差のある育てられ方をしました。

そんな縁壱が可哀想だと思った巌勝は、父の目を盗んで縁壱の部屋へ行き「手作りの笛」を渡してやります。

病弱な母

出典:吾峠呼世晴「鬼滅の刃」20巻177話 / 集英社

巌勝と縁壱には心優しい母がいました。
縁壱が痣を持って生まれたとき、不気味に感じ殺そうとした父に母は大激怒しています。

2人に差をつけ、別々に育てていることに大きなストレスを感じていた母は、病弱な身体に相当な負荷がかかっていました。

そんな母に縁壱は寄り添ってあげていましたが、巌勝は母が病気だということに気づいていません

透き通る世界

出典:吾峠呼世晴「鬼滅の刃」20巻177話 / 集英社

ある日、縁壱が稽古を教えて欲しいと言うようになったので、父の配下に竹刀を持たせてもらい稽古をつけてもらうことになりました。
すると父の配下は瞬く間に打ち込まれ、大きく腫れあがるほどの大怪我をしてしまいます。

巌勝が強さの秘密を問うと、縁壱は「透き通る世界」が見えるのだ、と答えます。

巌勝は自分より劣っていると思っていた弟が、実は遥かに優れているということに気づきました。

母の死と嫉妬

出典:吾峠呼世晴「鬼滅の刃」20巻177話 / 集英社

「出家させられるのは自分で、後継ぎになるのは縁壱だ・・」
そう考えていると、縁壱から母の訃報が届きます。

病気のことなど知らなかった巌勝にとっては突然の出来事でした。

巌勝は、「縁壱は甘えん坊で母にしがみついていた」と思っていたので、実は「母の病も死期も気づいていて、不自由な左半身を支えていた」という事実を知って激しく嫉妬します。

哀れな弟」から「天才」へと見方が変わり、巌勝の心は嫉妬と憎悪で満ちていきました。

出典:吾峠呼世晴「鬼滅の刃」20巻177話 / 集英社

一方縁壱は自分が跡目になることを悟り、母の訃報を報告したのち巌勝からもらった笛を大切にしまい寺へと出発しました。

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10年後の再開

出典:吾峠呼世晴「鬼滅の刃」20巻178話 / 集英社

10年ほど経ち、巌勝は妻と子供に囲まれのどかな日々を送っていました。
ある日、野営していたところを鬼に襲われ殺されそうになりますが、どこからともなく縁壱がやってきて命を救われます。

縁壱の剣技は磨かれており、人格者にまでなっていました。
巌勝は縁壱と同じ強さを求めるべく、家族を捨て鬼狩りになると決意します。

無惨との出会い

出典:吾峠呼世晴「鬼滅の刃」20巻178話 / 集英社

しかしどんなに鍛錬を重ねても縁壱と同じ「日の呼吸」は使えず、使えるようになったのは日の呼吸の派生の「月の呼吸」。

痣も発現したものの、痣者はばたばたと死んでいく

私には未来がない 鍛錬を重ねる時間も残されていない

そう思っていた矢先に無惨と出会います。
無惨は「お前は剣技を極めたい 私は呼吸を使える剣士を鬼にしてみたい」と交渉を持ちかけ、巌勝は鬼になってしまったのでした。

縁壱の死

出典:吾峠呼世晴「鬼滅の刃」20巻174話 / 集英社

巌勝が鬼になって60年以上たったある日、よぼよぼの縁壱と出会います。
なんと縁壱は痣持ちでありながら生きていたのです。

双子の兄弟でありながら、今は鬼と人。
お互いがお互いを殺さねばなりません。

縁壱が刀に手をかけ巌勝にものすごい圧がかかると、次の瞬間に首元を斬られてしまいます。
次の一撃で頚は斬り落とされる・・そう覚悟していましたが、その一撃が放たれることはなく縁壱は直立したまま寿命で亡くなってしまいました。

お前に勝つことは終ぞ叶わなかった・・お前が憎い」沸々と湧き上がる憎しみから、巌勝は縁壱の亡骸を真っ二つにたたっ斬ります。

すると縁壱の懐から出てきたのは、幼少の頃に巌勝があげた「」でした。

自分があげた笛を未だ持っていたことに気づいた巌勝は静かに涙を流すのでした--。

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