鬼殺隊の中で最も位の高い、力をもつ9人の剣士「柱」。
各々とても個性的でみんな魅力的なキャラクターですよね。
今回は、そんな柱たちの年齢や担当声優、性格、生い立ちなどをご紹介していきます。
※生死のネタバレはありません。
が、ネタバレになります。
柱とは
柱とは9人の鬼殺隊最強の隊士のことを指す。文字の通り鬼殺隊を支えるとても大きな存在。「柱」という字が9画であるため9人いるとされている。
柱になるためには十二鬼月(鬼舞辻無惨がつくった鬼の中で最も強い12体の鬼)を倒すか、鬼を50体以上倒すことが条件となる。早い人で2年、普通は5年かかって柱になる。
柱が空席になっても、上記の条件を満たし認められた者がいなければ空席のまま。
柱は「継子」といって柱が認めた隊士を弟子にとることができる。しかし継子となったほとんどの隊士は、柱の稽古がしんどすぎて逃げてしまうことがしばしば。
ちなみに柱のお給料は無限で、ほしいだけもらえるんだそう。
水柱「富岡義勇」(とみおか ぎゆう)
水の呼吸を使う。年齢21歳。声優は桜井孝宏(さくらい たかひろ)。
1話で登場し、炭治郎を鬼殺隊の道へと導く。
寡黙でクールな印象だが実は天然でおちゃめな一面も。言葉足らずのためよく仲間と衝突してしまう。
蟲柱の胡蝶しのぶに「みんなから嫌われている」と告げられるも、本人は「嫌われていない」と信じている(実際に富岡義勇を嫌っているのは風柱と蛇柱)。
鬼殺隊に入隊するための最終選別時には鬼に襲われ意識を失ったまま7日間が経過。鬼を1体も倒すことなく選別に受かる。その経緯もあり自身が柱であることを認めておらず、自分が他の柱たちと対等の存在だとは思っていない。
過去には、祝言前だった姉が自分を鬼から守って死亡。共に修行を積んだ友人の錆兎も最終選別で亡くなってしまう。自分が死ぬべきだったと思い悩んでいたが、錆兎に叱責を受けたことを思い出し、「託された未来を繋ぐ」を心に刻む。
炎柱「煉獄杏寿郎」(れんごく きょうじゅろう)
炎の呼吸を使う。年齢20歳。声優は日野聡(ひの さとし)。
面倒見がよく、無限列車編では炭治郎たちを継子に誘う場面も。
強い肉体と精神力をもち合わせその強さは柱の中でもトップクラス。仲間からの信頼も厚い。
幼い頃に病気で母を亡くし、元柱である父からは稽古を放棄され罵声を浴びせられる苦い過去を持つ。稽古がなくなってからはたった3冊しかない「炎の呼吸の指南書」を読み込み自力で炎の呼吸を極める。
母からは「弱い人を助けることは強く生まれたものの責務である」と教わり、心に炎を燃やし柱に上りつめた。弟の千寿郎のこと気にかけていてとても心の優しい持ち主。
音柱「宇随天元」(うずい てんげん)
音の呼吸を使う。年齢23歳。声優は小西克幸(こにし かつゆき)。
9人姉弟の忍の家系で育つが15歳のときには自分と弟以外は死んでしまう。
生き残った弟は父に似て冷酷で無機質。「部下は駒、妻は後継ぎを産むためなら死んでもいい」という冷たい思想の持ち主だった。そんな価値観の異なる弟に嫌気がさしていたが、お館様に労りの言葉をもらい心が救われる。
とにかく派手好き。顔にはメイクをほどこし、ジャラジャラと装飾品を身にまとっている。
いままで忍として影に隠れ地味に生きてきたため、その反動で派手になった。
家が一夫多妻制で15歳になると3人の妻を持つ決まりがあった。宇随天元には忍である3人の嫁がおり共に鬼殺に尽力している。なによりも妻の命が最優先。
霞柱「時透無一郎」(ときとう むいちろう)
霞の呼吸を使う。年齢14歳。柱の中で最年少。声優は河西健吾(かわにし けんご)。
修行を始めてからたった2カ月で柱になった超天才肌。「始まりの呼吸」の子孫で、実は上弦の壱とは薄く血が繋がっている。
刀鍛冶の子供に「刀鍛冶は武器を作るしか能がない」など配慮のない言葉を投げかけたりと一見悪者のようだが、決して悪意はなく素でやっている。
入隊前には両親を亡くし双子の兄「有一郎」が鬼に殺される。自身も致命傷であったが、産屋敷邸に保護されたのち記憶喪失になってしまう。以前は心優しい時透無一郎だったが、記憶をなくしてからはまるで人の心をなくしてしまったかのようになった。
加えて他人に無関心で、何事もすぐに忘れてしまう。
記憶が戻ってからは昔の心優しい無一郎に戻る。
蟲柱「胡蝶しのぶ」(こちょう しのぶ)
蟲の呼吸を使う。年齢18歳。声優は早見さおり(はやみ さおり)。
口調は丁寧だがなかなかの毒舌っぷり。
継子に栗花落カナヲがいて、無口だった彼女が感情を表に出して喋るようになっていくのがとても嬉しい。
151センチと身体が小さく鬼の首を切る力がない。そのため鬼殺隊で唯一毒を使って鬼を倒す。
その毒は藤の花から抽出して作られたもので都度調合を変えている。
身体が小さいゆえに素早い動きで、鬼の攻撃も身軽にかわす。
また、薬学の知識があり負傷した隊士の治療も担う。怒ると怖いが、炭治郎たちにとっては優しいお姉さん的存在。
過去には最愛の姉を上弦の鬼に殺され、敵を討つためにその鬼の行方を追う。
恋柱「甘露寺蜜璃」(かんろじ みつり)
恋の呼吸を使う。年齢19歳。声優は花澤香菜(はなざわ かな)。
その名の通り、まるで恋をしているかのように老若男女問わずみんなにときめいている。
だが鬼のようにいたずらに人を傷つける者にはときめかない。
「添い遂げる殿方を見つけるため」に鬼殺隊に入隊。
煉獄杏寿郎の継子であったが、オリジナリティが溢れすぎて独立した。
華奢な体型だが実は屈強な男性と同等の筋力があり、1歳2カ月のときには15キロもある漬物石を持ち上げるなど常人ではありえない力を持つ。
食に関しても相撲取り3人よりもよく食べていて、その食費はものすごいことに。
とにかくよく食べて、1日170個の桜餅を8カ月食べ続けると目と髪の色がピンク色に変わってしまった。その派手な髪色と特異体質によりお見合いが破綻になった過去があるのだが、それが原因で本当の自分を隠そうとする。
ありのままの自分を受け入れてくれた蛇柱の伊黒小芭内のことが好き。
蛇柱「伊黒小芭内」(いぐろ おばない)
蛇の呼吸を使う。年齢21歳。声優は鈴村健一(すずむら けんいち)。
柱で一番小食で、3日ほど何も食べなくても平気なよう。
ネチネチと粘着質な喋り方をする。
一族は蛇の鬼が人を殺し、金品を奪って生計を立てていた。その代わりに自分たちが産んだ赤子を蛇鬼に差し出していたのだ。伊黒小芭内は370年ぶりに産まれた男児だということで、成長して体が大きくなってから食べられることとなった。それを知った伊黒は閉じ込められていた牢からなんとか逃亡。親族は蛇鬼に殺され、生き残った従姉妹には責められ、やり場のない思いは鬼への憎しみとなった。
それゆえに伊黒は鬼と女が嫌いなのである。
自分には汚い血が流れていて、早く死にたいと思っている。
ちなみにいつも一緒にいる蛇の「鏑丸」は、閉じ込められていた牢で出会った唯一のお友達。
お互いにとても信頼しあっている。
甘露寺蜜璃が好き。可愛すぎて一目惚れしてしまったんだとか。鏑丸もパニックに陥り伊黒小芭内を噛むという謎の行動を起こした。隊服を恥ずかしがっている彼女に縞々の靴下をプレゼントしたこともある。
甘露寺蜜璃と仲良くしている炭治郎のことが気に入らない。
風柱「不死川実弥」(しなずがわ さねみ)
風の呼吸を使う。年齢は21歳。声優は関智一(せき ともかず)。
鬼に対して人一倍強い敵意をもち、禰豆子を刺したこともある。
非常に暴力的で、鬼殺隊員は不死川実弥を怖がっている。
「稀血」(特異体質を持っている血のこと)持ちで、その血の香りは鬼にとってはお酒のようなもの。酩酊状態になり動きが鈍くなる。そのため不死川実弥の体中には、たくさんの血を流してきたであろう傷跡があるのが特徴的。
入隊前、鬼になった母に兄弟を殺され、生き残った弟を守るため自身で母を倒す。
炭治郎と最終選別で一緒だった不死川玄弥がその弟であり、玄弥に対して冷たい態度をとるも、それは愛ゆえの言動。本当は玄弥には鬼殺隊に入隊してほしくないと思っていて、鬼とは無縁の幸せな家庭を築いてほしいと思っていた。実際は弟想いの愛のある青年なのだ。
岩柱「悲鳴嶼行冥」(ひめじま ぎょうめい)
岩の呼吸を使う。年齢は27歳。柱の中で最年長。声優は杉田智和(すぎた ともかず)。
日輪刀は斧と鉄球に鎖を繋げたものを使用し、その強さは柱一を誇る。
口癖のように「南無阿弥陀仏」と念仏を唱えていて、集中力を高める。
涙もろく、たびたび数珠をジャラジャラと鳴らして泣きながら人を憐れむが、ゴミが散らかっているのを見るだけで泣く。
もともと目が不自由で、鬼殺隊に入隊前はお寺で孤児のお世話をしていた。しかし鬼にお寺を襲われ、ほとんどの子供たちが亡くなってしまうも、なんとか鬼を倒す。ショックでうまく喋れなかった生き残りの少女は、「あの人は化け物。あの人がみんな殺した。」と証言。少女は鬼のことを言っていたのだが、鬼の姿は陽光によりすでに消滅していた。まわりは勘違いして悲鳴嶼行冥を死刑宣告、投獄するもお館様(鬼殺隊の当主)に助けられ鬼殺隊に入隊する。
まとめ
いかがだったでしょうか。今回は柱のメンバーをご紹介しました。
柱のメンバーは皆過去に心の傷を負っており、人を守るためひたむきに頑張ってきました。
ただただ暴力的に見える不死川実弥や、意地悪な伊黒小芭内も過去を知ると感傷的な気持ちになってしまいますね。