【鬼滅の刃】「煉獄零巻」にも掲載!煉獄の初任務を描く「新作読切」のネタバレ感想

鬼滅の刃

鬼滅の刃「新作読切」のネタバレ感想です。

吾峠呼世晴先生が週刊少年ジャンプ44号(2020年10月5日発売)に特別読み切りを掲載。
煉獄杏寿郎の鬼殺隊での初任務が描かれています。

2020年10月16日公開「劇場版 鬼滅の刃 無限列車編」の入場者特典「煉獄零巻」にも収録されています。

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【鬼滅の刃】「特別読切」ネタバレ感想

出典:吾峠呼世晴「鬼滅の刃」特別読切 週刊少年ジャンプ44号より

槇寿郎しんじゅろう(杏寿郎の父)
「お前も千寿郎もたいした才能はない くだらん夢を見るな」
「炎柱は俺の代で終わりだ お前は炎柱になれない」

杏寿郎にそう言い残し立ち去る槇寿郎

杏寿郎
-百人が百人口を揃えて その才能を認め 褒め称える者でなければ 夢を見ることさえ許されないのだろうか

強烈な才能と力を持たない者の 夢を叶える為の努力や 誰かの力になりたいと思うその心映えには 何の価値もないのだろうか-

場面は変わって稽古中の千寿郎を見つめる杏寿郎

千寿郎
「はっ 兄上!!」

杏寿郎
「うむ!頑張っているな!!」

出典:吾峠呼世晴「鬼滅の刃」特別読切 週刊少年ジャンプ44号より

千寿郎
「全く気配に気づきませんでした 恥ずかしいです」

杏寿郎
「何も恥ずかしいことはない!」
「それだけ千寿郎は稽古に打ち込んでいたのだ 素晴らしいことだ!!」

喜ぶ千寿郎

杏寿郎
「俺はこれから初めての任務に向かう その間千寿郎は家を守っていてくれ!!」

千寿郎
「はいっ」

杏寿郎
「では行ってくる!!」

千寿郎
「あっ 兄上 頑張ります 俺きっと兄上みたいになります」
「兄上みたいに」

杏寿郎の最終選別回想シーンへ

出典:吾峠呼世晴「鬼滅の刃」特別読切 週刊少年ジャンプ44号より

杏寿郎が鬼から助けた男の子
「俺 貴方みたいになりたいです」


「俺も貴方みたいに強くなって 仲間を・・・みんなを助けられる人になりたい」


「鬼に家族を奪われることがないように 誰も もう誰も」

杏寿郎
「うむ! 俺はまだ柱でも何でもないのでこそばゆいが 一緒に頑・・・」


「・・・一緒に頑張ろう!!」

男の子の顔を見て一瞬言葉につまる杏寿郎

男の子
「はい」

杏寿郎
-彼は俺と同じ年だった


最終選別で鬼に折られた刀を震えながら握りしめていた


いつもなら言えるはずの “頑張ろう” が一瞬詰まってするりと出てこなかったのは
彼が どうしてか死んでしまいそうだったからだ

その時ふと 父が俺たちに冷たくなった理由を考え
“死なせたくなかったから” というのが頭に浮かんだ


父の気持ちは父にしか解らないけれど-

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出典:吾峠呼世晴「鬼滅の刃」特別読切 週刊少年ジャンプ44号より

杏寿郎が初めての任務へ向かうと、そこには鬼殺隊員たちの亡骸と鬼がいました


「おや増援か たった一人でご苦労なことよ」


「寂しくはない安心せい 今ならまだ仲間たちが三途の川で待っておる」


「ほれ ひい ふう みい・・・ 九つかの 転がっておる鬼狩りの死骸は」


「わしが内蔵をすすった童の死骸が五つある おっとまだ童が一匹生きとるのう」

そこには生き残った小さな女の子を守るようにして抱いている鬼殺隊員の亡骸が


「まあみんな仲良く手でも繋いで 三途の川を渡るがよい」

杏寿郎
-父上がよく言っていた
つい先日 笑いあった仲間が死ぬのはよくある話
鬼の言動には反吐がでる-

怒った杏寿郎は切りかかります

攻撃をよけた鬼は笛を取り出しました

杏寿郎
(笛か!)

笛の音を聴かないように耳を塞ぐ杏寿郎

出典:吾峠呼世晴「鬼滅の刃」特別読切 週刊少年ジャンプ44号より

異能の力で犬が2匹出てきます


「不自由なものよなあ 刀を握ったままでは完全に両耳を塞げぬ 両手で刀を持たねば戦えぬ」

「・・・ ほっ 微動だにせんな 気づいたようじゃの」

「少しでも動こうとすれば 転倒してもがくしかないからのう」

「わしの笛の音は神経を狂わせる 足を動かそうと思えば頭が動き 手を動かそうと思えば足が動く」

「お前たち人間が日々重ねてきた鍛錬も わしの笛の音ひとつで全て無駄」

「ひっくり返された虫けらのように狼狽うろたえておる内に 犬に喰われて死ぬとはのう」

出典:吾峠呼世晴「鬼滅の刃」特別読切 週刊少年ジャンプ44号より

鬼がピィィィと笛を吹くと犬が杏寿郎に向かって襲い掛かります

杏寿郎
-人生は選ぶことの繰り返し

けれども選択肢は無限にあるわけではなく 考える時間も無限にあるわけではない

刹那で選び取ったものがその人を形作っていく

出典:吾峠呼世晴「鬼滅の刃」特別読切 週刊少年ジャンプ44号より

誰かの命を守るため精いっぱい戦おうとする人は ただただ愛おしい

清らかでひたむきな想いに才能の有無は関係ない

誰かに称賛されたくて命を懸けているのではない どうしてもそうせずにはいられなかっただけ

その瞬間に選んだことが 自分の魂の叫びだっただけ

そうだろう みんな-

犬の首を切る杏寿郎


「は?」

出典:吾峠呼世晴「鬼滅の刃」特別読切 週刊少年ジャンプ44号より

続けて鬼の首を切り落とします


「ほ・・・」

(何故じゃ!! 耳を塞いでも笛の音は聞こえたはず)

(・・・いや!そうかあの時じゃ こやつ・・・!!)

(耳を塞ぐとき平手で強打し己の鼓膜を破ったのか!!)

杏寿郎
「仲間が指文字でお前の能力を示してくれていた みんな体が思うさま動かない中で 断片的な情報だったが俺には十分だった」


「糞っ!!糞っ!! わしはこれから十二鬼月に・・・」

バサ・・・と消えていく鬼

出典:吾峠呼世晴「鬼滅の刃」特別読切 週刊少年ジャンプ44号より

「うわあああ」と声をあげて泣く生き残った女の子を優しく抱きしめる杏寿郎

杏寿郎
「もう大丈夫だ!!」

女の子
「わあああん」

出典:吾峠呼世晴「鬼滅の刃」特別読切 週刊少年ジャンプ44号より

杏寿郎
-みんなのおかげで命を守れた ありがとう最後まで戦ってくれて 自分ではない誰かの為に

助けてくれてありがとう

君たちのような立派な人に いつかきっと俺もなりたい-

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まとめ

久しぶりに煉獄さんを見られて嬉しかったです!

煉獄さんの強さと優しさの根源を見ることができて感動しました。

さて、次回から2号続けて吾峠先生監修のもと、平野稜二さんが描く「煉獄 外伝」が連載されます。

連載終了後、鬼滅ロスの方も多かったと思いますがまだまだ楽しむことができそうですね。

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