「鬼滅の刃」最終巻の23巻がついに12月4日に発売されました!
23巻は197話~205話まで収録されています。
204・205話には週刊少年ジャンプ本誌に収まらなかった描き下ろしページもあるので、そちらもご紹介していきます。
➤【鬼滅の刃】197話『執念』ネタバレ
➤【鬼滅の刃】198話『気付けば』ネタバレ
➤【鬼滅の刃】199話『千年の夜明け』ネタバレ
➤【鬼滅の刃】200話『勝利の代償』ネタバレ
➤【鬼滅の刃】201話『鬼の王』ネタバレ
➤【鬼滅の刃】202話『帰ろう』ネタバレ
➤【鬼滅の刃】203話『数多の呼び水』ネタバレ
➤【鬼滅の刃】204話『鬼のいない世界』ネタバレ
今回は最終回の205話のネタバレをしていきますので、コミックで読みたい!という方はご注意ください。
話はいきなり現代に飛んで未来の子孫たちが描かれています。
前回204話のおさらい
・人間に戻ることができた炭治郎ですが、左腕と右目は機能していませんでした。禰豆子はとても元気そうです。
・最後の柱合会議。生き残った柱は富岡と実弥だけですが、輝利哉は2人に感謝を示し、鬼殺隊は解散することになりました。
・炭治郎、禰豆子、善逸、伊之助の4人は炭治郎の家に帰ることに。道中、三郎おじさんと感動の再開を果たし、平和に暮らす4人でした。しかし最後のコマで時は流れ現代へ--!
最終回205話ネタバレ『幾星霜を煌めく命』
竈門カナタ(16)
「いい加減起きなよ 学校遅刻するよ」
「俺28回同じこと言ってるんだけど 起きなよ炭彦(すみひこ)」
竈門炭彦(15)
「起きてるようーー」
カナタ
「嘘すぎてびっくりしてるよ 寝汚いな」
学校があるのに起きない炭彦をカナタが起こしています。
ふたりは炭治郎とカナヲの子孫のようです。
しっかり者のカナタとマイペースな炭彦というかんじですね。
・
・
僕は寝るのが好き
最近おばあちゃんの夢を見るから
ずっと寝ていたいんだ
幼稚園の頃おばあちゃんちに遊びに行くと
おばあちゃんはずっと昔にいた
鬼の話をしてくれてた
ドキドキして息を止めて
聞いていたのをよく覚えている
僕があんまり怖がるから
鬼なんていないよって
おにいちゃんは呆れてた
そしたらおばあちゃんが
うんうんって頷いて
頭を撫でてくれた
おばあちゃん
『そうだよ 曾々おじいちゃんと曾々おばあちゃんがみんなで頑張って 人を食べちゃう鬼を倒してくれたから大丈夫なんだよ』
僕はおばあちゃんの優しい手が大好きだった
死んでしまった人たちはどうなるのって聞いたら
きっと生まれ変わって
大好きな人と幸せに暮らしてるって
おばあちゃんが教えてくれた
急に
そんなの嘘だっておにいちゃんが怒った
カナタ
『だって僕には前世の記憶なんてないから おばあちゃんは嘘ついてる』
だけど
またどこかで生まれ変わって
幸せに暮らしているかもって思うと
悲しいのと寂しいのが
少しだけ柔らかくなって
安心するねって僕が言ったら
ずっとあっち向いてたお兄ちゃんが
鼻水をすすって
「うん」って言った
俺も
今度生まれてくる時は
鬼にならずにいられたらいいな
時間がかかっちゃうかな
いつかきっと神様は鬼を許してくれるよね
曾々おじいちゃんと曾々おばあちゃんは
どんな人だったのかな
知ってる人は羨ましいなあ
好きな食べ物は何?
好きな色は?
そんな誰かの話を聞くのが好き
人の人生は物語だから
僕の人生は
僕が主人公の僕だけの物語
100年前も200年前も
1000年前だって
人の数だけ物語があったんだ
僕の家族にも
僕の知らない人にも
その人だけのその人しか知らない物語が
きっとたくさんあったんだよねぇ
・
・
-現代・東京-
我妻義照(よしてる)(17)
「あっ やった!! うおおお!!」
「凄ぇ!! みんなで鬼のボス倒したじゃん!! やったじゃん!!」
ドカッ
義照は後ろから女の子に蹴られました。
義照
「あだっ」
我妻燈子(とうこ)(18)
「またひいおじいちゃんの嘘小説読んでるの!?」
「テスト前なのに信じられない こないだも赤点ばっかりだったでしょ!!」
ふたりは善逸と禰豆子の子孫のようです。
義照は「善逸伝」を読んで号泣していますが、燈子はこれっぽっちも信じていない様子。
義照
「いや凄いんだよみんな!! 命懸けて戦っててさ」
燈子
「じゃあアンタも恥ずかしくないように勉強しなさいよ!!」
耳を引っ張ってお説教する燈子。
「ギャアッ 耳が」と悲痛な声をあげる義照。
ふたりは学校へと向かいます。
義照
『うちの家系はみんな大人しい女ばっかなのに なんで姉ちゃんだけ突然変異したんだ・・』
「姉ちゃんは輪廻転生って信じるかよ」
不満顔で問いかける義照にキレる燈子。
燈子
「はァ!? 何その言い方!! キレてんの!?」
義照
「すいません」
「俺は信じるよ 絶対みんな転生して幸せに生きてるんだ」
「平和のために鬼と戦って命を落とした人たちは」
燈子
「あっ すごーい♡ 体操日本金メダルとってる!」
話を聞かないでスマホを見てる燈子に「聞けよ」とツッコむ義照。
燈子が見ていたのは宇随天満(てんま)(20)
宇随天元の子孫ですね。
イケメンは引き継がれています。
燈子
「宇随選手かっこいい!」
義照
「でもこの人中指立てたり 記者の首絞めたり めっちゃマナー悪いよな」
燈子
「それは全部相手が何かしたからでしょ」
義照
「顔がいいと何でも許されるのかな」
「あれ?このニュース何?」
義照が見つけたのは植物学者の嘴平青葉(あおば)
伊之助とアオイの子孫です。
義照
「すげえ美人!! 拡大して! この人植物学者なのか」
燈子
「なんか新しく発見された青い彼岸花のやつでしょ」
「1年で2日とか3日とか? 昼間だけ咲く花 それを研究してたんだけど」
「うっかりミスで全部枯らしちゃって 各方面から非難轟々」
義照
「こんなに儚げで美しい人をみんなで責めるんなんて酷すぎる・・」
燈子
「その人男だよ」
義照
「切腹しろ切腹」
さっきまでとはうってかわって非難する義照。
「アンタお父さんそっくりね」なんて燈子に呆れられています。
この感じ、完全に善逸ですね。
お父さんそっくりということは、代々善逸の性格を受け継いでいるのかもしれません。
登校中、前から双子の赤ちゃんを連れたお母さんが前からやってきます。
燈子
「あっ 見てよ 双子ちゃん可愛い」
それは紛れもなく無一郎と有一郎の生まれ変わりでした。
霞模様のブランケットをかけています。
義照
「ウへへ 女の子かなあ?」
燈子
「アンタ常に気持ち悪いよね・・」
義照
「俺は全然気持ち悪くねーよ」
逆切れする義照。
その横を女の子2人が通過していきます。
それはしのぶとカナエの生まれ変わりでした。
義照
『鶺鴒女学院の子たちだぁ すごいいい匂いするぅぅ』
たしかにちょっと・・いやかなり気持ち悪いですね(笑)
燈子
「あっ カナタ!!」
そこにはカナタと、刀鍛冶の里の小鉄くんと鉄穴森さんの子孫たちが。
カナタ
「今日は髪を巻いてるんだね可愛いよ」
燈子
「えーホントにぃ?」
カナタ
「燈子が地球で一番可愛いと思うよ」
燈子
「キャア カナタもかっこいいよ」
ラブラブなふたりはどうやら付き合ってるみたいです。
義照
「俺最近呪いをかける勉強してんだぜ舐めるなよ」
目の前でイチャイチャを見せつけられて義照はご立腹。
燈子が「何?」と威圧すると、即答で謝ってました。
上下関係がハッキリとしてますね。
燈子
「炭彦くんは?」
カナタ
「まだ寝てるんじゃないかな 今日こそ遅刻だろうね」
保育園の前を通ると、そこには悲鳴嶼の生まれ変わりが先生をやっていました。
孤児を世話していた悲鳴嶼にピッタリです!
義照
「でっか!! あの幼稚園の先生」
燈子
「今日学校午前だけだから 定食屋さんで食べて帰る?」
カナタ
「蛇の置物があるメガ盛りの?」
ふたりが話していた定食屋さんは、甘露寺と伊黒の生まれ変わりが営むお店でした。
ふたりは夫婦のようで、「生まれ変わったらお嫁さんにしてくれる?」の約束を見事果たしていました。
しかし「行きずらいなあ」と渋るカナタ。
燈子は「どうして?」と尋ねます。
カナタ
「実はこの間 あの三つ編みの奥さんの胸ばかり見て 厨房から旦那さんに包丁投げられたんだよね」
「義照くんが」
「アンタ・・」鬼の形相の燈子。
義照
「いやアレほんチョ違うんだって 濡れ衣だって!!」
かみまくる義照。
動揺がすごいです。
・
・
目が覚める炭彦。
炭彦
「わあまた遅刻だ どうして誰も起こしてくれなかったんだろう~~」
「お母さん行ってきます」
そう言うと窓から飛び降りて学校へ向かいます。
身のこなしが軽くて運動神経抜群ですね。
「皆勤賞が欲しいんだあ」とパルクールのように突き進みます。
炭彦
「すみません通ります~」
鱗滝さんと桑島さんの生まれ変わりが将棋を指しています。
その真横を通過する炭彦。
桑島さんの生まれ変わりは「毎朝何をしとるかお前は」と叱っていました。
炭彦にとって桑島さんちの庭は通学路みたいです。
将棋を指すふたりの横でニュースが流れます。
キャスター
「おはようございます!」
「こちらが日本最高齢記録を更新した産屋敷さんです」
そこに映っていたのはなんと輝利哉さまでした。
無惨が死んだことで呪いも解けていたことがわかります。
それにしてもびっくりするほど長生きですね。
炭彦は「鋼鐵塚整備」の前を通ります。
鋼鐵塚さんは代々車の整備工場を営んでいたのでしょうか。
急ぐ炭彦に3人女の子がぶつかりそうになります。
炭彦
「あっ ごめんね」
彼女たちは、なほ・すみ・きよの子孫です。
炭彦は「ランニングマン」と変なあだ名を付けられます。
炭彦
「あっ 止まらなきゃ パトカー・・」
炭彦の向かう先にはパトカーが。
止まらなきゃ・・と思う炭彦ですがボンネットを超えていきます。
炭彦
「あーすみませーん」
警察官
「・・・」
なんとパトカーに乗っていた警察官は実弥の子孫と玄弥の生まれ変わりでした。
兄弟だった2人は、現代では上司と部下の関係になっています。
※以下わかりやすく実弥、玄弥と記します。
実弥
「絶対アイツだな 7件通報きてる高校生は・・」
「一瞬跳ねたかと思ったじゃねぇか 馬鹿野郎が・・」
2人は通報を受けて炭彦のことを探していたようです。
炭彦
「あああやばいよー これ間に合うかなぁ」
子供たち
「何が出た?」
「見せて見せて」
炭彦は3人の子供たちの横を駆け抜けます。
その子供たちは、富岡の子孫と、錆兎、真菰の生まれ変わりでした。
錆兎の転生者
「あっすごい 義一(ぎいち)くんそのキャラレアなんだよ! 俺はこれだ」
真菰の転生者
「いいなあまた同じやつでちゃった」
「私もうおこづかいないのに・・」
そう話す3人の手には狐のお面のストラップが。
鱗滝さんが作っていた狐のお面を思い出しますね。
・
・
登校中に女性の絵を見て顔を赤らめている少年、後藤。
彼は隠であった後藤の子孫でしょう。
竹内
「後藤それ まさかと思うけど彼女じゃないよな?」
後ろから声をかけてきた竹内という少年。
彼は、無限城編で愈史郎が鳴女を操っているときに隣にいた鬼殺隊員の子孫だと思われます。
後藤
「うわっ びっくりした 竹内」
「いやいやこの人は・・」
義照
「絵ですよね 知ってますよ」
突然間に入ってきた義照。
「謎多き男 山本愈史郎の作品 ”珠世”という名前の美しい女性だけを描き続ける画家 近年では世界的にも高く評価され注目され始めた・・」
なんと愈史郎は生きていました!
そして今でも珠世のことを想い続け、絵に描き残していたんですね。
あまりにもキレイすぎて写真と見間違えるほどのようです。
ちなみに愈史郎と輝利哉さまは今でも友人関係にあります。
義照
「インタビューに押しかけた記者に猟銃ぶっ放した画家ですよ・・」
後藤
「そんな凶暴な画家いる?」
なんとなく愈史郎ならやりかねないと感じてしまいました。
義照
「俺の初恋は八百十二番”瑠璃の花と珠世”です ちなみにね」
フフフと何故か格好つけながら去っていく義照。
後藤&竹内
『誰?アイツ・・』
・
・
急ぐ炭彦の後ろから少年が駆けてきます。
煉獄千寿郎の子孫の桃寿郎(とうじゅろう)です。
桃寿郎
「炭彦!! いい朝だな!!」
炭彦
「桃寿郎くんおはよー」
「遅刻するの珍しいねー」
桃寿郎
「うむ! ちょっと朝4時からの稽古に打ち込みすぎた!」
「父からビンタされるまで誰の声も聞こえなくてな」
炭彦
「それちょっと怖いよー」
ほのぼの話していると、サイレンを鳴らしながらパトカーが追ってきます。
実弥
「ハイちょっと止まりなさいそこの高校生」
桃寿郎
「そろそろ剣道部に入らないか炭彦 違うところでも構わないからとにかく君はスポーツをするべきだ」
実弥の声に耳をかさず話し続ける2人。
実弥
「止まりなさい髪短い方」
炭彦
「入らないよ 寝る時間減るの嫌だもん」
桃寿郎
「まあそう言わず! 少しだけでも!」
「君は本当に向いてると思うんだスポーツ!!」
実弥
「止まりなさい 速ェなオイ足が」
桃寿郎
「何かしだすと何も聞こえなくなる所とかとてもいい!!」
炭彦
「アハハ 桃寿郎くんには負けるよー」
実弥
「止まれコラ 馬鹿ガキ!」
「ちょっ・・先輩」
口調が荒くなる実弥に焦る玄弥。
先生
「閉めろー!! 門を閉めろ!!」
「危険登校常習者だ」
まだ閉門3分前にも関わらず門を閉めようとするこの先生は、村田さんの子孫です。
炭彦
「間に合いそうだねー」
桃寿郎
「だな!!」
閉まった門を軽々と飛び越える2人。
炭彦
「ギリギリセーフだったねぇ」
桃寿郎
「うむ!」
先生はしてやられた顔。
そこへパトカーがやってきました。
実弥
「ちょっとよろしいですか?」
降りてきたのは実弥と玄弥。
顔がもうキレてます。
・
・
青葉
「平和だなあ今日も 僕は研究所をクビになりそうだけど」
「山奥に独りで暮らしたいなあ・・」
ひとりポツンとベンチに座ってお弁当を食べている青葉。
嘴平の血は山を求める傾向があるのでしょうか?
・
・
プルルル プルルル
電話を取る竈門母。
母
「はい 竈門でございます」
「えっ 息子がですか!? ご迷惑をかけしまして・・!!」
電話は学校からのようです。
電話する母の傍らには、日輪刀、耳飾り、そして炭治郎たちの集合写真が飾ってありました--。
描き下ろし
生まれてくることができて
幸福でした
どうか笑顔を忘れないでください
あなたが泣いていると
悲しくてたまらなくなる
後ろめたいなんてそんなこと思わないで
私たちがいたということを
憶えていてくれるだけでいい
共に戦い共に笑った
兄弟のように親子のように
胸を張ってください
あなたと出会えたことが何よりの幸運
そして幸福だった
あなたの存在が私を救い
孤独も全て蹴散らした
あなたを想うとき
燃えるような力が体の奥から湧いてくるのです
叶うことなら生きて傍にいたかった
みんなそう一番の願いは
でも選ばなければなりませんでした
生きるか死ぬか勝つか負けるか
けれど選べるだけまだ幸せです
本当につらいことは雪崩のように
一瞬で人を飲み込み
何も選ばせてはくれない
ただ守りたかった
自分の命よりも
あなたの命が重かった
幸せは長さではない
見て欲しい
私のこの幸せの深さを
自分のことが不幸だなんて
思ったことは1度もない
諦めず逃げ出さず
信じ続け
いつだって
その時自分にできる精一杯をやりました
たくさんの強い思いが
大きな大きな刃となり
敵を討った
みんな力です
誰1人欠けても勝てなかった
生きていることはそれだけで奇跡
あなたは尊い人です
大切な人です
精一杯生きてください
最愛の仲間たちよ
まとめ
いかがだったでしょうか。
今回は鬼滅の刃最終回205話のネタバレをご紹介しました。
「青い彼岸花」は年に2~3回、昼にしか咲かない花だったと明確になっており、無惨たちが血眼になって探しても見つからないはずですよね。
そして青葉が「青い彼岸花」を枯らしてしまったことにより、これから先鬼が現れる未来は2度と来ないということがわかりました。
血は継がれていき、死亡した者も転生者として再びこの世に魂を宿しました。
賛否両論あるとは思いますが、ハッピーエンドで終わってくれて最高なラストだったと思います!
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