炭治郎の額には不思議な赤い痣のようなものがありますよね。
あの痣は、倒れた火鉢から弟を庇ったときにできたもので、さらにその上から「最終選別」のときに負傷してできた痕です。
実際に炭治郎の痣の出現は後天的によるものということになります。
では痣には一体どのような意味があるのでしょうか?
痣のもたらす効果や、痣を出現させたキャラクターについて紹介します。
また、痣の代償を克服した者がいるのか考察していきます。
※ネタバレ注意
痣とは
痣が出現すると戦闘能力が劇的に向上し、上弦の鬼と渡り合えるほどになりなます。
痣を出現させるためには2つのポイントがあります。
- 200を超える心拍数
- 39度以上の体温
この状態で死ぬか死なないかで、痣が出現するかしないかが篩いにかけられます。
「痣者が1人現れると共鳴するように周りにも痣が現れる」と言われていますが、この時代の最初の痣者にあたるのは炭治郎です。
痣の寿命は?
痣が出ると良いことばかりではありません。
実は痣が出現すると誰でも例外なく25歳を迎える前に死んでしまうと言われているのです。
これはあまねが柱合会議で柱に伝えている事実であり、上弦の壱・黒死牟も「痣の者は例外なく25の歳を迎える前に死ぬのだ 痣の出現は寿命の前借りに過ぎない」と発言しています。
痣が出たキャラクター
炭治郎
炭治郎が初めて痣を出現させたのは、遊郭編で上弦の陸・妓夫太郎の頚を斬るときです。
しかし、コミックスではわかりやすく描写されていないのですが、「劇場版 鬼滅の刃『無限列車編』」にて魘夢に家族を侮辱された炭治郎は、ミシミシと音を立て痣が濃くなるシーンがあるのです。
なので痣の初出現は無限列車編ということになるかもしれません。
時透無一郎
無一郎は刀鍛冶の里編で上弦の伍・玉壺との戦闘で頬と額に痣を出現させています。
霧のような雲のような模様をした痣です。
記憶を取り戻した無一郎は、自分を助けようとした刀鍛冶の子供が殺されそうになり、怒りのままに戦おうとしたときに痣が現れました。
甘露寺蜜璃
蜜璃も刀鍛冶の里編で首元に痣を確認。
上弦の肆・半天狗との戦いで、炭治郎、無一郎に次いで呼応するように痣を出しました。
痣はクローバーのような模様をしています。
富岡義勇
無限城編にて、猗窩座との戦闘中に頬に痣を確認。
圧倒的強者とのギリギリの戦いで神経が研ぎ澄まされ痣が出現しました。
流れる水のような模様をしています。
自分には痣なんか出ない・・とネガティブな様子を見せていましたが、結果として痣を出現させています。
悲鳴嶼行冥
無限城編にて上弦の壱・黒死牟との戦いで腕に痣を確認。
網のような模様をした痣です。
柱の中でも、唯一悲鳴嶼のみが元々痣の存在を知っていたと思われます。
「無惨のときまで温存しておきたかったが 今使うも止む無し!!」という言葉から、悲鳴嶼は戦いの最中自然と痣を出現させたというよりは、自らの意志で痣を出しています。
不死川実弥
実弥も悲鳴嶼同様、黒死牟との戦いの中で頬に痣を出現させます。
黒死牟に斬られるもなんとか自分で止血をし、集中力を高めるときに痣が現れました。
風車のような模様をしています。
伊黒小芭内
伊黒は最終決戦の無惨との戦いで肩から腕にかけて痣を確認。
刀を強く握り赫刀にする際に痣が出現しました。
痣の模様はヘビに似ています。
痣が出ても死ななかった者
継国縁壱
痣者は例外なく25歳までに死ぬと言われてきましたが、実はその例外がいるのです。
それが継国縁壱です。
縁壱は「始まりの呼吸」の剣士で、上弦の壱・黒死牟の双子の弟にあたる人物。
縁壱は生まれつき額に痣があり、幼少の頃から高い剣技を持ち合わせていました。
80歳を超えても生きており、その剣技は衰えることを知りません。
寿命で亡くなってしまいましたが痣の影響は一切受けていませんでした。
後天的に痣ができた者は寿命の前借りとして戦闘能力が上がりますが、縁壱のように痣を持って生まれると身体能力が高いことが通常運転で、それが当たり前だったので身体にも負担がかからなかったのかもしれません。
痣の代償を克服した者はいるの?
結論から言うと痣の代償を克服した者はいないでしょう。
痣は呪いとは違い、無惨を倒したからと言って代償が消えてなくなるわけではありません。
最終的に生き残った痣者は義勇、実弥、炭治郎の3人ですが、3人とも痣の影響を受けて死亡したと思われます。
ただ炭治郎は1度鬼化し、身体の機能が全て回復しているので、もしかしたら痣の代償もリセットされている可能性はあります。
憶測ではありますが、炭治郎には長生きしてほしいものです。